PairsとTinderの公式案内を見比べると、自分の画面を整理する機能、新しい相手への公開を絞る機能、特定の相手との表示や接触に作用する機能があります。今回は、この違いからプロフィールの見え方を考えます。

最初に分けたい、三つの対象

機能名を探す前に、どこを変えたいのかを言葉にしてみましょう。次の三つは、編集部が比較のために整理したものです。

最初に分けたい、三つの対象
変えたいところ確かめたいこと
自分の一覧相手を見えなくするのは自分の画面だけか
新しい相手への表示すでにつながった相手やLikeの送信先はどうなるか
特定の相手との表示・接触対象の指定方法と、解除できるか

たとえば、自分の一覧から相手が消えても、相手が自分を見る範囲まで変わるとは限りません。設定の名前より、誰の画面の、何が変わるかを読むのが出発点です。

Pairsの「非表示」と「ブロック」で変わること

Pairsの非表示は、特定の相手を自分側の検索結果やメッセージ一覧から外す機能です。マッチングの前後で利用でき、解除の方法も案内されています。自分の一覧を整理したいときの機能として読むと、目的を捉えやすくなります。

一方、Pairsのブロックは、対象の相手と双方のプロフィール閲覧・メッセージ交換ができなくなる設定です。こちらもマッチングの前後で使えますが、一度ブロックすると解除できません。

二つは、影響する画面も、元に戻せるかどうかも違います。「一覧から外したい」のか、「その相手との閲覧ややり取りを止めたい」のかを先に考えると、設定の取り違えを避けやすくなるでしょう。

新しく見つけてもらう範囲を絞る

いまの相手との会話を続けながら、新しい相手への表示を止めたいときはどうでしょうか。Tinderではディスカバリーを停止すると、新しいユーザーへのプロフィール表示が止まります。既存のマッチ相手とのプロフィール閲覧やチャットは続けられます。

ただし、停止前に自分がLikeした相手は、引き続きプロフィールを見たり、Likeを返したりできます。そのため、停止後に新しいマッチが生じることもあります。停止を「これからの表示がすべてなくなる」と読み替えないことが大切です。

表示を止めるだけでなく、自分が関心を示した相手に公開先を絞る設計もあります。Pairsのプライベートモードでは、プロフィールが見えるのは、いいね!を送った相手とマッチングした相手に限られます。検索結果やマイタグの参加者一覧には表示されません。利用には男女とも追加の有料登録が必要です。

Tinderのシークレットモードは、自分がLikeした相手にプロフィールの表示先を絞る機能です。公式の有料プラン案内ではTinder Plusに含まれ、Gold・Platinumも下位プランの機能を含むとされています。

これらを比べると、公開先を狭めるときにも、関心を伝えた相手への表示は残ることが分かります。新しい出会いの入口をどこまで開くか、自分の行動と組み合わせて選ぶ仕組みと捉えられそうです。

特定の相手を指定する機能にも条件がある

Tinderの連絡先ブロックは、指定した連絡先との相互表示を避ける機能です。ただし、指定した情報と相手のTinder登録情報が異なれば、表示を防げません。また、既存のマッチやメッセージには影響しません。

連絡先一覧へのアクセスを許可せず、情報を手動で追加する方法も案内されています。利用を考えるなら、どの情報で相手を指定するのか、すでにつながっている相手にも作用するのかを確かめたいところです。この機能だけで、知っている人全員との遭遇を防げるとは考えられません。

設定前に確かめたい三つの問い

今回の比較で編集部が勧めたいのは、次の三点を確認してから設定を選ぶことです。

  • 変えたいのは、自分の一覧、新しい相手への表示、特定の相手との接触のどれか。
  • 既存のマッチ相手や、いいね!・Likeを送った相手への表示は残るか。
  • 有料登録が必要か、解除や元の状態への復帰はできるか。

有料機能の内容や契約条件は、申し込む際の案内でも確認しましょう。

プロフィールの公開範囲は、誰にも知られないという保証で選ぶより、自分が残したい接点と控えたい表示を具体的にする方が考えやすくなります。まず一つ、自分が変えたい場所を決める。それが、機能を選ぶ手がかりになります。

機能の説明は2026/10/18時点の公式案内に基づきます。

今週の業界トピック

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