この記事のポイント
- withは2026年10月22日、従来の顔写真付き公的身分証による確認に加え、マイナンバーカードのJPKIを利用する本人確認の開始を公表した。
- withではメッセージのやり取りに本人確認が必要。JPKIではカードをスマートフォンで読み取り、ICチップの情報と登録情報を照合して即時に審査する。
- カードや身分証の写真の撮影・アップロードは不要で、JPKI確認を完了したプロフィールには本人確認済みバッジを表示する。
- 手続きでは署名用電子証明書の6〜16文字の英数字パスワードと、カードの生年月日・有効期限・セキュリティコードを入力する。
- PocketSign Verifyを利用し、カードの氏名・生年月日・性別・住所・顔写真を本人確認に使う。12桁の個人番号は使わず、入力された署名用パスワードは保存しないと発表している。
- 氏名や住所等の変更で署名用電子証明書が失効する仕組みを利用し、その有効性を確認する。発表は独身確認の導入や不正被害の減少実績を示していない。
本文
株式会社エニトグループは10月22日、マッチングアプリ「with」で、マイナンバーカードの公的個人認証サービス(JPKI)を使う本人確認を開始したと発表した。従来の顔写真付き公的身分証による確認に、新しい方法が加わる。
撮影・アップロードをせずに確認
withでは、相手とメッセージをやり取りするために本人確認が必要だ。今回の方式では、カードをスマートフォンで読み取り、ICチップの情報とwithの登録情報を照合する。カードそのものの提出や、身分証の撮影・アップロードは不要で、審査は即時に完了するとしている。
手続きには、カード交付時に設定した署名用電子証明書のパスワード(6〜16文字の英数字)と、生年月日・有効期限・セキュリティコードの入力が必要になる。JPKIによる確認を終えたプロフィールには「本人確認済みバッジ」を表示する。
個人番号と本人情報の扱いを区別
本人確認にはPocketSign Verifyを利用する。同社の説明では、カードの氏名・生年月日・性別・住所・顔写真を使う一方、12桁の個人番号は使わず、入力された署名用パスワードも保存しない。
氏名や住所の変更で電子証明書が失効する仕組みも確認に利用する。個人番号を使わないことと、本人に関する情報を一切使わないことは異なる。利用者はこの点を分けて手続き内容を把握できる。
確認済みバッジの意味
発表で示された変更は本人確認の方法と完了表示だ。独身確認の導入や、詐欺被害が減ったという測定結果は示されていない。バッジを、交際相手の行動や独身状態まで保証するものとして読むことはできない。


