この記事のポイント
- 米FTCは2025年にSNS上で始まった詐欺の報告損失額を21億ドルと発表した。
- 2025年にロマンス詐欺の損失を報告した人のうち、約6割は接触の始まりがSNSだったと報告した。
- FTCの数値は寄せられた報告に基づき、マッチングアプリ全体の被害率を示すものではない。
出会いの入口が悪用される
米連邦取引委員会(FTC)は2026年4月、2025年の詐欺報告をまとめた。ロマンス詐欺で金銭の損失を報告した人のうち、接触の始まりがSNSだったと答えた人は約6割。詐欺師が交流から信頼関係を装い、後から金銭の送付や投資へ誘導する手口を挙げている。
数字が示す範囲
FTCによると、SNSを接点とした詐欺全体の報告損失額は2025年に21億ドルだった。この金額はロマンス詐欺だけの損失ではない。また、報告された案件に基づく集計であり、マッチングアプリ利用者全体の被害率を示すものでもない。出会いの場ごとの危険度の順位に使わず、オンライン上の関係から送金を求められた場合の注意材料として読むべきだ。

